言いたいことを言う

コロナウイルスが猛威を振るっているせいで、旅行などの予定がほとんどなくなってしまい、無の春休みを送っています。

今日も昼に起床、飯を食ってドラマ観てゲームして飯食ってテレビ観て荒野行動をして今に至っています。完全なニートとなってしまった僕ですが、今回のブログでは、「言いたいことを言う」ということについて書きたいと思います。


タイトルの割には、中身はクソしょうもないと思います。時間を有効活用したい方は、読まないでください。暇で他にマジで何もすることがない人だけ、読んでください。


「言いたいことを言う」っていうのがいかに気持ちのいいことか、気づいたのは先日タイに行ったときのことです。


タイに行って、何が楽しかったかと言われたら、ゾウに乗ったり色んな寺院を見たりもしましたが、「言いたい放題言えた」ことです。

どういうことかと言うと、タイでは日本語は通じないことを逆手に取って、何も気にせずに発言することができたのです。


たとえば、カオ・マンガイというタイ料理を食べる店に行った際、まず店内がとんでもなく臭くて、また暑かったのですが、ここで「くっさ!!!あっつ!!!」とでかい声で言えました。日本では店の人に気を使って絶対言えませんよね。めちゃくちゃ汚い店でしたが、料理はおいしくて安かったので、「激臭暑汚美味安店(げきくさあつきたなうまやすみせ)やな、ココ」と言い残して店を出ました。これもクソ失礼なので日本では絶対言えません。


他のタイ料理屋に行った際にも、トムヤムクンを食べたのですが、中に入っていた木の皮みたいな具(?)を食べると、とんでもない味がしました。絶対に食べてはいけないものの味がしたのです。味がしたというよりも、もはや舌が痺れました。ここで「まっず!!!!毒やろコレ!!」と何の躊躇もなく言いました。(後で調べたらほんとに食べるもんではなかったらしい) こういうのも日本では我慢して黙って食べざるをえなかったに違いありません。


ショッピングモールのエレベーターに、小泉純一郎似のヤバそうなタイ人が乗ってきたときも、「小泉純一郎やんけ!コイツ絶対ヤバいやつやん、絡まれたら終わる……」と言うことができたのです。これも、このタイ人が日本語わかってたらクソヤバいことになっていましたが、幸い大丈夫でした。


トゥクトゥクっていう三輪車強化版みたいな乗り物の運転手がめちゃくちゃぼったくろうとしてきたときも「クソが!!!」と普通に言うことができました。(普通にぼったくられかけたけど)


こういうのを言うときに唯一気をつけようとしたことは、なるべくいいことを言ってそうな顔をすることです。ちょっとした微笑みをたたえながら言うことによって、まさかそんなひどいことを言っているとは思わせない、ということです。

「くっさ!!!あっつ!!!」と言ったのもタイ人から見れば「うまそう!早く食べたい!」などと言っているように見えていたでしょうし、トゥクトゥクの運転手に「クソが!!!」と言っている時も運転手から見れば「また今度!」って言っているように見えていたに違いありません。


でも逆に考えると、タイ人にとっても同じなのです。我々日本人には、タイ語で何を言われても分からないのです。考えてみると、タイ語で話しかけられて、「は?」みたいな顔をしていると、何も面白いことは無いのに笑われるようなシーンもたくさんありました。


タイ語で「お前めちゃくちゃアホやんけ」とか言ってバカにして笑っていた可能性もあります。でも、そんなことはどうでもいいです。我々日本人にはタイ語で何を言われようとわからないのですから。しかも、「何わろてんねん」と普通に反撃することさえできるのです。


こういうコミュニケーションの形、めちゃくちゃよくないですか?? お互いに言いたいことを言い合いながらも傷付けることもなく、最低限の情報交換だけで会話を続けていくのです。

「何言うてんねんコイツ」とかボソボソ言いながら会話できるのって、めちゃくちゃ楽しいです。(タイ人ごめんな) 


やっぱこういうのが楽しいと感じるのは、自分の性格が悪いのもあるかもしれないですが、普通に生活するにあたって言うのを我慢していることが多すぎるからだと思います。


父親に部屋を掃除しろと言われたときには、「ほっとけや、それより口臭いねん、自分の口内を先掃除せえや」って言うのを我慢していますし、教授に試問でボロカスに言われているときも、「うるさいわ、ポットみたいな顔面しやがって!クソボケが!!」と言うのを我慢しています。


その我慢の分だけ、言いたいことを言えるっていう状況が楽しく感じるのです。これを機にタイに移住しようかと思いましたが、街中がう〇こ臭いし食べ物もあんまり合わないので辞めておきます。結局は日本が1番住みやすいです。言いたいことを我慢しながら生きていこうと思います。

寝ます。